こんにちは!やましなおの整骨院です😊
近年、話題となっている"全粒粉(ぜんりゅうふん)"という食材をご存知でしょうか?
小麦粉が小麦の胚乳(デンプン層)から作られているのに対し
文字通り、小麦をまるごと粉状にしたのが全粒粉です🌾
●表皮ー小麦の外側を覆い保護する組織(小麦の15%)
●胚芽ー芽となって成長していく部分(小麦の2%)
●胚乳ー胚芽の栄養となるデンプン部分(小麦の83%)
以上、小麦の素材を使った全粒粉は、お米でいう玄米みたいなもので
真っ白な小麦粉と比べても、少し茶色がかった色をしています。
小麦本来の香ばしい香りとハード目の食感が特徴ですね!
元々は、食パンやパスタなどで良く使われていた食材ですが
最近は、全粒粉を使ったビスケットやチョコレートの商品を見かけることも多くなりました🍫
そこで今回は、全粒粉のメリット・デメリットをわかりやすく解説していきたいと思います。
小麦粉との違いや全粒粉をどのように摂取すれば良いのか?
を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください😌
全粒粉のメリット
全粒粉の最大のメリットは、やはり小麦の栄養成分をほぼ丸ごと摂取できる
ということでしょう。
小麦をまるごと使っているので、小麦粉と比べても食物繊維は約4倍
しかも、カロリーや糖質は全てのパンの中で最も少なく
食後の血糖値が上がりにくいとされる低G1食品なんですね!
「朝食は絶対パンとコーヒー!」
という方も多いと思いますが、血糖値が気になる方や身体のメンテナンスを心掛けている方は、全粒粉のパンがオススメかもしれません🍞
また、私たちの身体を基礎を作り上げる上で欠かすことのできない
カルシウムや鉄分など、ミネラル類の含有量も小麦粉の4倍以上🦴
疲労回復や身体の成長をサポートしてくれる
ビタミンB1やビタミンB2などのビタミン類も小麦粉を大きく上回っています。
もちろん、糖質を全く含まないわけではないので、食べ過ぎには注意が必要ですが...
「ご飯は白米を食べたいなぁ」という時に、朝食を全粒粉にする
といった感じで、食生活へ上手く取り入れていけば良いかもしれませんね。
全粒粉のデメリット
小麦粉と比べてみても優れた栄養成分を誇る全粒粉ですが、もちろんデメリットもあります。
例えば、取り扱いの難しさ🤔
「料理には、小麦粉の代わりに全粒粉を使おう!」
と思った場合、全粒粉だけでは小麦粉のようなフワフワな弾力感は望めません。
これは、タンパク質と水が混ざって出来るグルテンという成分と、全粒粉の殻などの硬い部分が上手く配合しないからです。
また、小麦粉の賞味期限が半年〜1年程度なのに対し
全粒粉の賞味期限は、1ヶ月〜長くても半年くらいしか持たないでしょう😓
ちなみにグルテンの多くは、胚芽に含まれています。
つまり、小麦粉よりも全粒粉の方が微妙に多くのグルテンを含んでいるかもしれません。
小麦のタンパク質であるグルテンは、体内で消化・分解されにくいという特性があります。
つまり、胃や腸にとってはグルテンが大きな負担となっているかも...
最悪の場合、吐き気や腸内の炎症を起こす危険性も考えられます。
また、小麦アレルギーの原因がグルテンだった!
という事例も多くあるので、全粒粉に限らず小麦の過剰摂取には気をつけたいですね⚠️
まとめ
ということで今回は、全粒粉のメリット・デメリットについてお話していきました。
●低G1食品
●小麦粉と比べて食物繊維が豊富
●ミネラル・ビタミンが豊富
全粒粉は小麦を丸ごと粉状にするため、小麦粉よりも栄養成分が優れていましたね。
その一方、取り扱いの難しさであったり、グルテンの含有量が微妙に多かったりと
小麦の負の側面も見えてきたかと思います。
全粒粉で料理をする際は、100%全粒粉にこだわるのではなく
小麦粉を混ぜながら、お互いのメリットを活かすのが良いのかもしれません。
あと、小麦のグルテンに関しては、悪い印象を抱かれた方も多いでしょう。
しかし、もちもちの食感を楽しむために欠かせない成分ではありますし
毎日食パン一枚を食べる程度で、健康に害を及ぼすものではないと考えています😌
※アレルギーの方を除く
朝は食パン!昼はパスタ!夜はピザ!
みたいな生活を続けていたら、さすがに影響はあるかもしれませんが...(笑)
結局、いくら身体に良いといわれる食べ物でも、食べすぎたら身体に悪いわけで
栄養バランスを考えて、食事を楽しむことが大切ですよね🍽
全粒粉の良さを活かしつつ、豊かな食生活を送っていきましょう!