YTOな"こころ"のブログ

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毎週17時更新!やましなおの整骨院の雑記ブログです('ω')

虫のようなものが見える『飛蚊症』は放っておいても大丈夫?

飛蚊症

こんにちは!やましなおの整骨院です😊

 

突然ですが、アナタは目の前の景色に違和感を感じたことってありませんか?

 

もしも...

飛蚊症

画像のように黒(白)っぽい虫が飛んでいるなら、それは『飛蚊(ひぶん)症』の恐れが考えられます。

 

該当された方は「放っておいても大丈夫なの?」と少し不安な気持ちになったのではないでしょうか。

 

しかし、ご安心下さい。

結論からお伝えすると、ほとんどの飛蚊症は放っておいても問題ありません😌

 

ただし、様々な病気が関係している危険性もあるので一度は医療機関を受診するのがオススメです。

 

そこで今回は「放っておいて良い飛蚊症」と「注意したい飛蚊症」について、わかりやすく解説いたします。

目の症状でお困りの方は、ぜひ最後まで読んでみて下さいね👀

 

 

放っておいても良い飛蚊症

放っておいても良い飛蚊症

まず、放っておいても大丈夫な飛蚊症

1.生まれつきの飛蚊症

2.加齢よる飛蚊症

以上の2パターンです。

 

では、大丈夫な飛蚊症のパターンを一緒にみていきましょう!

 

1.生まれつきの飛蚊症

放っておいても大丈夫な飛蚊症一つ目は、生まれつき(幼少期)から見えているパターンです。

 

生まれた時に眼球が作られる過程で

"硝子(しょうし)体"と呼ばれる「目のクッション役」には血管が通っています。

 

そして、眼球が完成するにつれ硝子体の血管は減少🩸

多くの場合、眼球が完成した段階で血管も無くなります。

 

ただ稀なケースとして、眼球が完成した後も硝子体に血管が残ってしまい

濁(にご)ったように目に映ることがあり、それが飛蚊症の原因となるのです。

 

もちろん生まれつきの飛蚊症は生理的なものですから病気ではなく、治療の必要もありません。

 

小さい頃から虫のようなものが見えていても

数が増えていなければ、ほとんどの場合は心配しなくても良いでしょう。

 

2.加齢による飛蚊症

放っておいても大丈夫な飛蚊症二つ目は、加齢の影響が関係しているパターンです。

 

前述でお伝えした目のクッション役"硝子体"

本来、透明なゲル状の成分で寒天みたく固体を保っています🧊

 

しかし、加齢が進むにつれて固まっていた硝子体が軟化。

柔らかくなった硝子体は徐々に収縮し、後ろ側から剥がれていくこともあるのです。

 

この剥がれた硝子体が、"網膜(もうまく)"と呼ばれる画像伝達組織に映し出されると黒い虫が飛んでいるように見えるわけですね

 

ちなみに飛蚊症が起こる原因の多くは、加齢によるものだと考えられています。

 

加齢による飛蚊症は50歳くらいから増え始め

70歳の10人に7人程度は、なにかしらの症状が現れるそうですよ😳

 

氷が溶けると水になるように加齢による飛蚊症も生理的な変化ですから

生まれつきの飛蚊症と同様、数が増えたりしなければ多くの場合は問題ありません。

 

注意したい飛蚊症

注意したい飛蚊症

前章では放っておいても大丈夫な飛蚊症について解説しましたが

残念ながら注意しなければならない飛蚊症も存在します。

 

それが病気による飛蚊症です🤔

 

とりわけ注意したい病的飛蚊症には

1.網膜剥離(網膜裂孔)

2.硝子体出血

3.ぶとう膜炎

以上の三つが考えられます。

 

しかし、適切な治療を行えば決して恐い病気ではありません。

どのような病気があるのかを一緒に学んでおきましょう!

 

1.網膜剥離(網膜裂孔)

まず、飛蚊症の要因となりうるのが網膜が剥がれ落ちてしまう網膜剥離(もうまくはくり)』

そして、網膜に穴が開いてしまう『網膜裂孔(もうまくれっこう)』です。

 

網膜は、目で見たものを伝達するフィルムの役割を担っていますから

穴が開いたり、剥がれ落ちることで視界の一部が虫のように映ってしまうわけですね📸

 

網膜裂孔や網膜剥離の症状には

飛蚊症の数が増える

・目の前に光が点滅する

・視野全体が暗くなる

などが挙げられます。

 

網膜剥離を放っておくと最悪の場合には、失明する恐れもあるため

上記のような症状が現れたら、すぐ病院を受診するようにしましょう。

 

2.硝子体出血

糖尿病などの病気や網膜・硝子体剥離が原因で出血を起こすと硝子体の奥に血が溜まった状態となります。

 

硝子体の奥に血が溜まった状態は『硝子体(しょうしたい)出血』と呼び

血溜まりがフィルムに映ることで飛蚊症を起こす危険性があるのです😓

 

硝子体出血の症状には

飛蚊症の数が増える

・視力の低下

・視界が暗く見える

などが挙げられます。

 

外傷などによる硝子体出血は、一ヶ月程度で自然に治癒することもありますが

原因の特定は非常に難しいため、病院でしっかり診てもらうようにしましょう!

 

3.ぶどう膜炎

注意したい飛蚊症の三つ目はぶどう膜炎です。

 

ぶどう膜は、網膜と共に眼球を構成している組織

感染症や自己免疫疾患の影響でぶどう膜が炎症を起こすと、硝子体にも炎症細胞が浸潤(しんじゅん)して飛蚊症が現れることもあります。

 

ぶどう膜炎の恐い点は、硝子体出血と同じように目の病気が原因でなくても起こりうる!という所ですね🤔

 

ぶどう膜炎の症状としては

飛蚊症の数が増える

・目の充血や痛み

・視力の低下やゆがみ

が挙げられますから、自覚症状がある場合は注意が必要です。

 

ぶどう膜炎を放っておくと網膜剥離と同様に失明する危険性もありますからね💦

 

飛蚊症が気になる時は、自己判断せずにすぐ医療機関を受診するように心掛けましょう。