こんにちは!やましなおの整骨院です😊
様々な料理に活用できる"胡麻(ゴマ)"は、コロナ禍による自炊で需要の高まった調味料の一つ。
とりわけ秋〜冬に旬を迎えるほうれん草との相性は抜群ですから
これから冬にかけては、さらに出番が多くなるのではないでしょうか🥬
そんなゴマは美味しいだけでなく、私たちの体を助けてくれる
●良質なタンパク質
●豊富なビタミン類
●鉄などのミネラル
●食物繊維
●体内で合成できない油分
など、多くの栄養成分が含まれています。
さらにゴマ特有の『ゴマリグナン』という成分も1%程度含まれていますね
たったの1%?
1%でも馬鹿にできない凄いパワーを秘めているんですよ
そこで今回は食欲の秋に摂取したい!ゴマの有効成分『ゴマリグナン』について、わかりやすく解説していきます。
ゴマにしかない栄養成分の凄さをぜひ一緒に学んでいきましょう🤓
ゴマリグナンとは?
リグナンとは植物の皮・茎・根などに含まれるポリフェノールの一種で、その中でもゴマリグナンはゴマにしかみられない有効成分です。
ゴマリグナンは
などの成分によって構成されています。
特に含有量が多いのは、セサミン(0.6%程度)ですね😌
前述したようにゴマリグナンは、一粒にわずか1%程度しか含まれていない成分ですが
私たちの体に大きなメリットをもたらしてくれます。
それでは、ゴマリグナンがどのようなメリットをもたらしてくれるのか
一緒に見ていきましょう✨
抗酸化作用
ゴマリグナンで最も知られているメリットといえば、抗酸化作用でしょう。
特にゴマリグナンの主要成分であるセサミンは体内に摂取されると肝臓で代謝され、抗酸化効果を発揮すると考えられています💪
長く手入れしていないネジが錆びてしまうように、放っておくと体も酸化するため
抗酸化物質が重要となるんですね。
抗酸化作用を持つゴマリグナンは、体の酸化より優先的に酸化してくれるため
結果的に体内の細胞は守られるのです🛡
ちなみに体の酸化を引き起こしているのは"活性酸素"と呼ばれる物質ですが
元々、活性酸素は悪い物質ではありません。
活性酸素は殺菌力が非常に強く、体内に侵入した細菌やウイルスをやっつける役目を担っているのです🦠
私たちは生きるために大量に酸素を吸い込んでいますが、その一部(約2%)は活性酸素になると言われていますね。
しかし、生活習慣の乱れやストレスによって活性酸素が過剰に増えると
味方である細胞まで攻撃してしまうわけです💦
活性酸素を過剰に発生させないためには生活習慣の改善が必要ですが
ゴマリグナンの抗酸化作用も上手に利用していきましょう!
悪玉コレステロールの減少
ゴマリグナンには、悪玉コレステロール値を減少させる効果にも期待ができます。
コレステロールといえば、摂取すると体に悪いものというイメージがあるのではないでしょうか?
しかし、前述した活性酸素と同様にコレステロールも細胞の膜を作ったり、胆汁酸の材料となったりと実は体にとって重要な存在なのです。
●脳梗塞
●心筋梗塞
などの血液系の病気を引き起こす危険性も考えられます。
ゴマリグナンはコレステロールの減少だけでなく、血圧上昇を抑制する働きもあると言われていますから
血管の健康を維持するためにも積極的に摂取したい成分ですね✨
肝臓の保護作用
秋から冬にかけては、お酒を呑む機会が増えるという方も多いのではないでしょうか?
ゴマリグナンは、肝臓の保護作用やアルコールの分解を助ける働きでも大きなメリットがあります。
肝臓は特に活性酸素が発生しやすい臓器ですが
多くの抗酸化物質は水溶性のため、血液中に溶けてしまって肝臓まで届きません❌
したがって、肝臓まで届いて効果を発揮するゴマリグナンは非常に貴重な存在といえるでしょう。
飲み会に行く前は、ゴマを少し食べておくと二日酔い予防にも役立つかもしれませんよ🍻
ちなみにゴマリグナン、とりわけセサミンの作用メカニズムについて調べた研究では
抗酸化作用だけでなく、炎症物質を抑制することが世界で初めて明らかになりました。
肝機能の保護作用も恐らく抗炎症作用の働きが関係していると考えられます🤔
今後さらに研究が進んでいけば、ゴマリグナンの力によって多くの病気(炎症)が予防できるようになるかもしれません。