【細菌とウイルス】目に見えない病原体の違いを簡単解説
こんにちは!やましなおの整骨院です😊
暑い夏に注意したい細菌性食中毒や世界中で猛威を奮っているコロナウイルスやサル痘。
どれもこれも、私たちの体に影響を及ぼす恐れのある目に見えない病原体ですよね🤔
そんな細菌とウイルスは何処に違いがあり、どのように対処していけば良いのでしょうか?
そこで今回は、目に見えない病原体の違いについて、わかりやすく解説していきたいと思います。
夏場はどの病原体も活発に活動する時期ですから、対処法を一緒に学んでいきましょう✨
細菌とは?
細菌とは、"単細胞生物"と呼ばれる一つの細胞を持った微生物です。
細胞があるため、糖などの栄養と水さえあれば
自ら成長して増え続けることが可能🧫
人間の体内で増殖して悪影響を及ぼす細菌もいれば
逆に私たちの体を助けてくれる頼もしい味方も存在します。
悪い細菌の一例は
良い細菌の一例は
などが挙げられますね。
結核や中耳炎も実は悪い細菌の仕業だったりします💦
今年でいえば、サルモネラ菌による食中毒が流行しているように
肉や卵・魚などの様々な食材が原因となる恐れもあり、細菌が増殖しやすい夏場は特に注意が必要でしょう。
細菌に対する治療法としては、主に増殖を防ぐ抗菌剤が用いられますが
抗菌剤の効かない細菌(耐性菌)も増加しているそうです😨
耐性菌が増えないよう、抗生物質の長期的な服用は極力控えたいですね。
細菌、とりわけ食中毒を防ぐためにも
●手洗い・うがい
●肉や魚の加熱
●極力常温で保存しない
といった基本的な行動を心掛けましょう!
ウイルスとは?
ウイルスは、タンパク質の殻で覆われた遺伝子を持つ微生物です。
遺伝子を持っていますが細胞を持っていないため、生物と非生物の境目に位置する存在といえるでしょう🤔
細菌と比べると50分の1程度の大きさなので
顕微鏡を使ってもウイルスの存在を確認することはできません。
接触(経口)感染・飛沫感染・空気感染と感染経路も様々ですから
細菌と同様、ウイルスの体内への侵入を防ぐのは非常に難しいでしょう💦
換気の少ない室内でクラスターが起こる要因も、小さいウイルスが空気中を浮遊しているためです。
代表的なウイルスの一例としては
などが挙げられます。
近年、流行している"帯状疱疹(たいじょうほうしん)"もウイルスが原因ですね😓
細胞のないウイルスは、単体で増えることができないため
人や動物の細胞に寄生して(自分のコピーを作り)増殖します。
治療法としては、抗ウイルス薬が使用されますが
・抗インフルエンザ薬
・抗ヘルペスウイルス薬
など、一部のウイルスに対応したものしか開発されていません。
例えば、日常的に感染する4種類のコロナウイルス(風邪)は
解熱剤や咳(せき)止め薬を使用し、症状に合わせた対症療法を行います🌿
要は日にち薬ですね(笑)
ちなみに細菌に使われる抗生物質も、ウイルスには効果がありません。
予防法としては、基本的な感染症対策である
●手洗い・うがい
●定期的な換気
●免疫機能を高める行動
を心掛けましょう✨
まとめ
ということで今回は、目に見えない病原体の違いについて解説していきました。
・一つの細胞を持った微生物
・自ら成長して増え続ける
・腸内環境を助けてくれる細菌も存在
・主に抗菌薬で対処する
・遺伝子だけを持った微生物
・単独で増えることはできない
・細菌の50分の1程度の大きさ
・主に抗ウイルス薬で対処する
※対応していない場合は対症療法
といった感じで、目に見えない病原体の細菌とウイルスにも「意外と違いがあるなぁー」と感じて頂けたのではないでしょうか?
ただし、日常生活で注意すべき感染経路は
ですから、基本的な予防法は細菌もウイルスもほぼ同じですね。
近年は、抗菌・抗ウイルス薬に耐性を持つ病原体の報告もされています😱
抗菌・抗ウイルス薬を頼り過ぎすに日常生活での手洗い・うがい
免疫機能を高める行動を意識して目に見えない病原体をやっつけましょう。
ちなみに免疫機能を高める行動には
●バランスのとれた食事
●適度な運動
●ストレスを減らす
●身体を冷やしすぎない
●腸内環境を整える
などが挙げられます。
「毎日の小さな努力の積み重ねが歴史を作っていくんだよ」
というのは、ドラえもんの名言ですが(笑)
感染症対策も地道に続けることが大切なのかもしれませんね😌