こんにちは!やましなおの整骨院です😊
スポーツの秋ということで学生の方は勉強だけでなく、クラブ活動も忙しくなる時期ですよね。
そんなクラブ活動が本格始動する10月は、膝の痛みでお困りのお子さんも多いのではないでしょうか?
とりわけサッカーやバスケットなど、膝に大きな負担がかかるスポーツでは
『オスグッド・シュラッター症候群(通称オスグッド)』と呼ばれる炎症が起こってしまう恐れもありますね💦
そこで今回は、スポーツをしている学生は要注意なオスグッドの原因と対処法について
わかりやすく解説していきます。
オスグッドを我慢してスポーツを続けると、骨の成長の悪化を招く危険性もあるので一緒に対処法を学んでいきましょう😌
オスグッドの原因
オスグッドは、ジャンプや屈伸動作・ダッシュを頻繁に行うスポーツにおいて大きな衝撃が生じることで、膝付近に炎症が起こってしまう傷害です。
前述したように足をよく使うサッカーやバスケットボール・野球・バレーボール・テニスなどなど...
様々なスポーツが原因となり、発症する恐れが考えられるでしょう⚽️
とりわけ骨の成長が早まる成長期には
1.筋肉の成長が骨の成長に追いつかない
2.新しい骨の強度が弱い
以上の理由から膝の柔軟性が低下し、"脛骨粗面(けいこつそめん)"と呼ばれるお皿の下の骨にも負担がかかりやすくなります。
よって、10〜15歳くらいのスポーツを活発に行う時期は特に注意が必要でしょう🤔
オスグッドの症状としては
●膝のズキズキ感
●動かすと痛みが増す
●お皿の下の骨が出っ張る
●膝が赤く腫れる
などが挙げられます。
ただし、注意しなければならないのがオスグッドは"成長痛"と間違えやすい!ということですね⚠️
オスグッドと成長痛を見極めるポイントとしては
・膝の辺りが痛むか・足全体が痛むか?
・レントゲン所見で異常があるか・ないか?
オスグッドは膝周辺に痛みがでますが
成長痛は足全体で、痛みが出る箇所にも個人差があります。
また、オスグッドではレントゲンで軟骨部分の剥離がみられるのに対し
成長痛はレントゲンでは異常が確認できません。
成長痛は安静にしていれば自然と完治しますが
オスグッドは放置していると痛みがひどくなることもあるので、気になる症状があれば迷わず医療機関を受診しましょう🏥
オスグッドの対処法
では、成長期の子供が気を付けたいオスグッドにはどのように対処していけば良いのでしょうか?
結論からいえば、オスグッドの対処法には
●2ヶ月程度の患部の安静
●患部のアイシング
●前側の太ももを伸ばすストレッチ
が挙げられます。
激しいスポーツにおける膝へのダメージが原因となるオスグッドを治すためには、とにかく患部を動かさないことが大切です🌿
特に症状が軽度の場合は1ヶ月半〜2ヶ月程度の安静で、症状が大きく改善する可能性があります。
患部が腫れていたり、熱感がある時はアイシング
ロキソニンなどの非ステロイド性抗炎症薬を含む湿布を貼っておきましょう。
また、痛みが出ない程度に前側の太もも(大腿四頭筋)を伸ばすストレッチを行うことも重要ですね✨
もちろん、膝以外の箇所はトレーニングを行っても問題ありませんが
回復を早める(悪化させない)目的で、完全に休養をとって治療に専念するのも良いかもしれません。
ただし、患部を安静にしていても一向に痛みが引かない場合はサポーターを使った装具療法や外科的治療が必要なケースもあります🤔
長期的に運動を楽しめるよう、かかりつけのお医者さんと相談しながら
オスグッドの痛みを解消しましょう!