こんにちは!やましなおの整骨院です😊
本日12月8日は、農業の未来について考え、アクションを起こす節目の1日として『有機農業の日』に制定されています。
ここ数年、厳格な基準のもとで栽培された"オーガニック(有機)野菜"が注目を集めていますよね🥬
八百屋さんや専用の通販サイトだけでなく、スーパーなんかでも、オーガニック野菜を目にする機会が増えたような気がします。
しかし、オーガニック野菜が一体どんな基準で作られていて、どんなメリットがあるのか?って意外と知られていないんですよね。
そこで今回は、オーガニック野菜の正しい知識をわかりやすく解説していきたいと思います✨
オーガニック野菜の購入をご検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみて下さいね。
◯オーガニック野菜とは?
一般的にオーガニック野菜して売られているものって、実は100%オーガニック(無農薬)ではないということをご存知でしょうか?
つまり、"JAS(日本農林規格)"が指定する基準を満たしてさえいれば、農薬を使用しても良いわけです😳
JASの定義としては
- 化学的に合成された肥料や農薬を使用しない事
- 遺伝子組み換え技術を利用しない事
が基本とされ、ここには書きませんが、他にもかなり細かく厳しい条件が提示されています。
そんな厳しい基準をクリアして、JASのお墨付きをもらった野菜が、オーガニック(有機)野菜として店頭に並ぶわけですね🤔
簡単にいうと、化学的なものは使っちゃダメだけど、JASが指定した農薬なら使ってもオッケーって感じです。
そして、販売されるオーガニック野菜には、すべて「有機JASマーク」が付いているはずです🆗
「有機JASマーク」を付けないと、有機野菜と提示することはできませんからね(笑)
ということで、オーガニック野菜購入の際は「有機JASマーク」が付いているか!に注目しましょう。
繰り返しますが、オーガニック野菜=無農薬ではないということは、念頭に置いておきたいところですね😌
◯オーガニック野菜のメリット
オーガニック野菜が無農薬ではない!ということはお分かり頂けたかと思います。
では、オーガニック野菜にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
オーガニック野菜のメリットは大きく分けて3つあります。
- 1つ目は、農薬を知れる安心感
- 2つ目は、野菜本来の味を堪能
- 3つ目は、自然環境への配慮
1.農薬を知れる安心感
先程もお伝えしたように、オーガニック野菜には化学肥料や農薬に対して厳しい制限があります。
そして、どんな農薬が使われているかも、ある程度知ることができますから
化学肥料や農薬をどの程度使っているかわからない野菜と比べた時の安心感は、やはりメリットといえるのではないでしょうか?
とはいえ、その分コストはかかりますから当然価格も高くなりますし、農薬による身体への影響が全くなくなるわけではありません。
化学肥料や遺伝子組み換えなど、化学物質への抵抗がある方🧪
もしくは、使われた農薬を知ることで安心感を得たいという方は、オーガニック野菜がオススメですね。
2.野菜本来の味を堪能
2つ目のメリットは、野菜本来の味を堪能できるということ。
野菜に使われている化学肥料や遺伝子組み換え技術は、生育の促進や収量増加を目的としています🌽
店頭に見た目のキレイな野菜が大量に並べられいるのは、化学肥料や遺伝子組み換え技術で、野菜の成長スピードをコントロールしているからなんですよね。
逆にオーガニック野菜は、従来通りのスピードで成長していくため、大量生産はできません。
そのかわり、自然の中でゆっくり育てられたオーガニック野菜には、野菜本来の味が備わっているといえるでしょう✨
形は少し不細工かもしれませんが、野菜の美味しさは一級品というわけです。
3.自然環境への配慮
オーガニック野菜の3つ目のメリットは、自然環境への配慮ですね。
化学肥料は確かに野菜の成長を早めて、私達の生活を豊かにしてくれますが、使用を続けることによって土中の生態系が崩れてしまう恐れもあります💦
土壌が潤いを失い、植物が吸収できなかった化学物質が地下水を汚染するかもしれません。
化学的な農薬や肥料を使わないオーガニック野菜は、土壌や水汚染から環境を守る上でも重要な役割を果たしています。
そういう意味では、自然環境への配慮がオーガニック野菜最大のメリットといえるかもしれません🌿
もちろん、基準量さえしっかり守っていれば、化学物質が環境に及ぼす影響は非常に少ないと思います。
◯まとめ
オーガニック野菜は野菜本来の味を楽しめるし、環境への影響も少ないですが、たくさん作ることは不可能です。
また、使っている農薬を知ることはできますが無農薬ではなく、身体への影響が全くないわけではありません😓
供給量が少ない分、当然値段も高くなりますね。
そして、勘違いしないで頂きたいのは、化学的な農薬や肥料・遺伝子組み換え技術が、必ずしも悪ではないということです。
化学的な農薬や肥料がなければ、国産の野菜をいつ何時も購入できる今の生活環境は、実現できなかったでしょう🤔
確かに環境汚染も深刻な問題ですから、化学肥料を使った野菜もオーガニック野菜も、上手に取り入れていきたいですね。
ちなみに「無農薬野菜」と謳うことは、法律で禁止されています。
作った過程が無農薬であっても、土壌に農薬が残っていたりして、必ずしも無農薬とは限らないためですね🙅♂️
ですから、未だに無農薬野菜と表記されている商品には、ちょっと注意したいところ...。
そして、たとえ無農薬であっても、身体に全く影響がないとはいえません。
野菜が外敵から身を守る時に発生する天然の成分は、当然人間にとっても有害であるわけです😳
化学的でないだけで毒はある...野菜も生き物だということですね。
色んな物事に対して過敏になり過ぎるのも、考えものです。
結局、自分の負担にならない程度に好きな食材を選んで美味しく頂くのが、身体的にも精神的にも健康なのかもしれませんね✨