YTOな"こころ"のブログ

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毎週17時更新!やましなおの整骨院の雑記ブログです('ω')

【ウイルスや細菌と戦うチカラ】自然免疫と獲得免疫を高める方法とは?

自然免疫と獲得免疫

こんにちは!やましなおの整骨院です😊

 

空気が乾燥し、気温が大きく低下する冬場はウイルスや細菌の感染力も強まるシーズン。

 

当然、人の体温が下がって喉や気管支も乾燥しやすいため

他の季節以上にインフルエンザや風邪対策が重要となってきますよね🤔

 

そんなウイルスや細菌をやっつけてくれるのは、自然免疫獲得免疫と呼ばれる二つの頼もしい精鋭部隊!

 

病気を予防する際に「免疫機能が大切!」と言われるのも自然免疫や獲得免疫を代表する細胞たちがウイルスや細菌に感染しないよう、日夜戦闘を繰り広げているからなのです。

 

そこで今回は、ウイルスや細菌と戦うチカラ!

自然免疫と獲得免疫を高める方法についてわかりやすく解説いたします✨

 

免疫機能のことを一緒に学んで、風邪に打ち勝てる元気な体を手に入れましょう!

 

 

自然免疫って何?

自然免疫

自然免疫は、生まれつき体に備わっている防御システム。

ウイルスや細菌が体内に侵入してきた際にいち早く駆けつけ、撃退してくれる特攻部隊です💪

 

例えば、風邪を引いてしまった際に

薬に頼らなくても完治した場合は、自然免疫のおかげといえますね。

 

自然免疫系の主な細胞には

●マクロファージ

体内に侵入した異物を食べ免疫情報を伝える伝達係

ナチュラルキラー細胞

ウイルスやがんに感染した細胞を攻撃する兵士

●好中球

細菌の飲み込んで殺菌を行う掃除屋

などが存在しています。

 

体の自然治癒力を高めるためには、自然免疫系細胞の働きが非常に重要といえるでしょう。

 

獲得免疫って何?

獲得免疫

獲得免疫は自然免疫が対応できずに、体内で増殖し始めたウイルスや細菌に対して効果を発揮する免疫機能です。

 

ウイルス・細菌を真っ先にやっつけてくれる頼もしい自然免疫ですが、実は総ての病原体を撃退できるわけではありません❌

とりわけ、血液や細胞の中に入り込んでしまった病原体の対応は苦手なのです。

 

獲得免疫は、そんな自然免疫の監視の目を掻い潜った病原体をやっつけてくれる後衛部隊といったところでしょう✨

 

また、獲得免疫には一度侵入した病原体の情報を記憶できるという特殊能力も備わっています。

 

一度患った病気にかかりにくいのも、獲得免疫の記憶から"抗体"を作って病原体をブロックするため🛡

 

「同じ轍(てつ)は踏まない!」といった感じで、厄介な病原体の対処法を常に学習し

敵に合わせた戦い方ができる高度な免疫反応なのです。

 

ちなみにワクチン(弱らせたウイルスや遺伝子の一部)を投与して

ウイルスを予防する場合も獲得免疫の学習能力が利用されていますね💉

 

そんな獲得免疫系の主な細胞には

●B細胞

ウイルスや細菌と戦い"抗体(ブロック)"を作る職人

●ヘルパーT細胞

マクロファージの免疫情報を元に戦略を考える司令塔

●キラーT細胞

ペルパーT細胞の指令によって病原体を破壊する衛兵

などが存在しています。

 

すでに免疫のある病気に感染してしまった際は、それだけ獲得免疫が弱まっている証拠といえるでしょう。

 

免疫機能を高める方法

免疫機能

では、ウイルスや細菌との戦いに必要不可欠な自然免疫や獲得免疫は、どのようにして高めていけば良いのでしょうか?

 

免疫機能を高める方法には

・体を温める(体温を上げる)

・ストレスを減らす

・栄養バランスの取れた食事

以上の三点が挙げられます。

 

それでは、詳しくみていきましょう😌

 

体を温める(体温を上げる)

体を温める

免疫機能を高めるためには体を温め、体温を上昇させることが大切です。

 

一般的に自然免疫や獲得免疫は、体温が高いと活発化しやすいという性質で知られています💪

 

体温が1℃上昇するだけで、なんと免疫機能の力も約5倍にアップ

風邪を引いた時に体温が上がるのも、免疫機能の力を高めて病原体と戦うためなんですね。

 

免疫細胞にとっても重要な体温を上げる方法は

1.適度な運動

運動によって筋肉量が増えると体温も上昇

2.10分程度の入浴

10分程度の入浴で体温が約1℃上昇

3.体を温めるものを摂取

ビタミン類・根菜(大根、人参)・芋類・生姜ect

などが挙げられます。

 

冬場はどうしても体温が下がってしまうので、基礎体温を上げてウイルスや細菌を撃退できる環境作りに取り組みましょう🍵

 

ストレスを減らす

ストレス解消

免疫機能を高めるには、極力ストレスを減らしていくことも重要でしょう。

ストレスによって変化する自律神経のバランスと免疫機能には、相関関係が存在するからです。

 

ストレスが蓄積されると、活動の神経である"交感神経"が優位になり

リラックス作用のある"副交感神経"とのバランスが乱れてしまいます💦

 

交感神経や副交感神経は免疫細胞の働きにも携わっているため

自律神経のバランスが崩れることで免疫機能の低下にも繋がるわけですね。

 

ストレスを解消し、免疫機能をアップさせる方法としては前述したように適度な運動と10分程度の入浴。

 

そして、良質な睡眠をとることが重要といえるでしょう😴

 

実際、平均睡眠時間が7時間未満の方は8時間以上の人と比べて感染症に陥りやすいという研究結果も報告されています。

 

ぜひ、自分の好きなスポーツや趣味・リラックスできる空間を利用して

極力、ストレスを溜め込まない生活を心掛けましょう🌿

 

栄養バランスの取れた食事

栄養バランス

免疫細胞の力を高めるためには、栄養バランスの取れた食事も非常に重要です。

 

例えば、免疫細胞の約7割は腸内に生息していると言われており

腸内環境の改善が免疫機能の向上に繋がることは間違えないでしょう😌

 

免疫細胞そのものを活性化させる栄養成分なんかも存在しますからね。

 

免疫細胞を高める食事には

●良質なタンパク質(肉・魚・豆類など)

免疫細胞を増やす原動力

●納豆・味噌・ヨーグルトなどの発酵食品

腸内環境の改善に効果を発揮

●ビタミンやミネラル(レバー・野菜・果物・海藻類など)

免疫細胞の強化に欠かせない

ポリフェノール類(緑茶・コーヒー・生姜など)

体の錆(サビ)やウイルスの働きを抑制

といった感じで、様々な栄養成分が協力し合って免疫機能(身体)をサポートしていることがお分かり頂けるのではないでしょうか。

 

また、"LPS(リポポリサッカライド)"という物質も自然免疫系のマクロファージを活性化させる成分として注目されています。

 

LPSは、"グラム陰性細菌"という細菌の外壁に埋め込まれている物質。

 

元々、土壌に含まれる細菌の一部なので

穀物(玄米)

●葉野菜(ほうれん草・キャベツなど)

●根菜類(レンコン・ゴボウ)

●きのこ類

などに多くのLPSが含まれています。

 

マクロファージが不要物を食べてくれることで

アンチエイジング効果にも期待できますから、ぜひLPSを合わせて摂取してみてはいかがでしょうか🍽