【2022年12月号】少し役立つヘルスケアの最新ニュース5選
こんにちは!やましなおの整骨院です😊
今回は、2022年12月号のヘルスケアに関する最新ニュース5選をご紹介いたします。
新型コロナウイルスの感染拡大をキッカケに、健康への意識も大きく変化していますから
少し役立つ最新情報を知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみて下さいね✨
ワクチンでがん治療?
ファイザーと共に新型コロナワクチンを開発したドイツのバイオ企業「ビオンテック」が
2030年以内には、がんを治療するワクチンの実現を発表しました。
がん治療ワクチンの特徴は「メッセンジャーRNA」の技術を活用して
一人ひとりのがん細胞に合わせた"オーダーメイドワクチン"を作れること💉
新型コロナワクチンの摂取実績も、がん治療ワクチンの追い風となっているのかもしれませんね。
そもそも、メッセンジャーRNAは遺伝子情報をコピーしたタンパク質を作るための設計図🧬
もちろん、人工的に作られたタンパク質ですから遺伝子情報はいくらでも書き換えることができます。
つまり、がん組織の異常な部分を検出して
それに対するメッセンジャーRNAを投与すれば、体の免疫システムが"がん細胞"をやっつけてくれるわけですね💪
臨床試験では、すでに複数タイプのがんへの効果が確認されているということで
一人ひとりに合わせた新たながん治療の実現も、そう遠くない未来なのかもしれません。
ディスプレイの安全基準強化
近年、ディスプレイメーカー各社は「アイセーフ認証」を取得した製品の開発を進めており
ディスプレイの安全基準強化の動きが加速しています。
そもそもアイセーフとは、睡眠障害の誘発や目の組織を傷つける要因とされる"ブルーライト"を測定し
全ブルーライト排出量のうち有害なブルーライトの割合が50%以下など、厳しい条件を満たした製品のみに発行される認証のこと。
ブルーライトの長期的な暴露は視力低下を招き、最悪の場合は失明の恐れもあると言われています。
とりわけここ数年は、リモートワークなどの影響でPCやスマホなど
デジタルデバイスを使用する頻度が増えており、ブルーライトに対する懸念も高まっているのかもしれません。
来年には、新たな基準を満たしたPC製品が店頭に並ぶそうです💻
アイセーフ認識が、安全にデジタルデバイスを使用するためのサポート役となってくれるのではないでしょうか。
10億人の若者に難聴リスク
世界中の12〜34歳を対象とした研究で、10億人の若者に難聴リスクがあるという衝撃的な結果が報告されました。
とりわけヘッドホン・イヤホンの使用やコンサート会場などの娯楽施設の影響が大きいようです🎧
本来、騒音性難聴のリスクがあるのは85dB(デシベル)以上の音を長期に渡って聴き続けた場合と言われています。
85dBといえば、大体救急車のサイレンくらい大きな音なのですが
●スマホ(音楽機器)の最大音量<105dB>
●コンサート会場の音量<104〜112dB>
といった感じで、音楽でも許容レベルを超える恐れがあり得るわけです。
特にロックやヒップホップ・ダンスミュージックなど、激しい音楽を好むリスナーは
音量が大きくなる傾向があるので、注意が必要かもしれません⚠️
血液バイオマーカーを用いた認知症診断
島津製作所やエーザイなどが、血液バイオマーカーを用いた認知症診断の共同研究を開始したというニュース。
血液バイオマーカーを用いた臨床試験では認知機能検査や脳の健康度をセルフチェックできるツールの活用やアミロイドβペプチドなど、アルツハイマー病の原因物質を測定。
かかりつけ医と連携を取り、検査結果に応じた適切な診断ワークフローの確立していくというプロジェクトです。
現状、アミロイドβの蓄積度合いを推定するには高額な検査費用と身体的負担がかかります🤔
アミロイドβペプチドを測定する血液バイオマーカーは、日本で初めて承認を受けた医療機器であり、認知症検診のコストと身体的負担の軽減に大きく期待が持てるでしょう。
日本初のコロナ飲み薬が緊急承認
塩野義製薬が開発した日本初となる新型コロナウイルスの飲み薬「ゾコーバ」が緊急承認制度で初めて適用されたというニュース。
ゾコーバの服用により、オミクロン株にみられる強い喉の痛みやせき・発熱など
5症状を約24時間短縮できるという臨床結果が報告されています🧑💻
つまり、ゾコーバの効果でコロナの症状が8日間から7日間に短縮されたということですね。
飲み薬でコロナの症状が改善されるのは大きな進展ですが、ゾコーバの処方には医師の診断が必要で併用できない薬も36種類あります💊
また、自然免疫やワクチンによる獲得免疫・プラセボ効果によって症状が改善された可能性も考えられるでしょう。
よって通常承認には、まだまだ時間がかかりそうです🤔
ゾコーバを服用するかどうかは、メリット・デメリットをかかりつけ医に相談した上で決めていくことが重要なのかもしれません。