【2023年1月号】知っておくと少し便利なヘルスケアの最新ニュース5選
こんにちは!やましなおの整骨院です😊
今回は、新年一発目のヘルスケア最新ニュース5選をご紹介いたします。
日常生活を送る上で、知っておくと少し便利な健康情報を集めたので
ぜひ最後まで読んでみて下さいね✨
ワクチンでがん死亡リスクが44%低下
アメリカの大手バイオ技術・製薬企業である"モデルナ"と"メルク"による
「メッセンジャーRNA(mRNA)」を活用したがんワクチンの臨床試験で
皮膚がんの一種メラノーマの再発・死亡リスクが44%も低下したというニュース。
当臨床試験は、モデルナのmRNAワクチンとメルクが開発したがん免疫療法薬「キイトルーダ」を併用したもので
ステージ3から4のメラノーマ患者157人を対象に実施💉
腫瘍を完全に切断した後、再発を遅らせる目的でキイトルーダ単体
もしくはワクチン+キイトルーダの治療が行われ、単体治療より44%死亡リスクが低下したという結果が出たそうです。
ただし、今回のmRNAワクチンを利用したがん治療はあくまで再発防止が目的なので
接種することでがんを予防できるものではないということは留意しておく必要があるかもしれません。
メラノーマの生存率は、ステージ3で45%・ステージ4期では11%と非常に低く
がんワクチンが承認されれば、治療の選択肢も大きく広がるでしょう✨
今年中にはさらに大規模な臨床試験を計画しているそうなので、今後の展開に注目したいですね。
武田薬品が皮膚病の新薬候補を買収
日本を代表する医療品企業"武田薬品工場"が、アメリカの創薬企業"ニンバス"から子会社の買収を発表したというニュース。
ニンバスの子会社は皮膚病や炎症性腸疾患の新薬を開発中で、臨床試験でも有望な結果が出でいるそう💊
新薬は、とりわけ完治が難しいとされる"乾癬(かんせん)"などの治療薬として製品化が期待されています。
乾癬は皮膚が赤くなったり、盛り上がったりして時に強いかゆみがみられる免疫疾患。
詳しい原因はわかっていませんが、ストレスや生活習慣の変化によって症状が現れる場合があります💦
欧米に比べると患者数は少ないですが、日本でも食習慣の乱れから増加傾向にある皮膚病の一つ。
今回の取引によって、より効果的な薬の誕生に期待したいですね。
心房細動の早期発見アプリを実証研究
auブランドでお馴染み"KDDI"の開発する健康アプリ「ポケットヘルスケア」がアップルウォッチを組み合わせて、心房細動の早期発見を目指す実証研究を開始したというニュース。
直近のアップルウォッチは医療機器プログラムを用いることで、心電図や心拍の測定を行えますが
そんなアップルウォッチの測定結果を利用し、心房細動が検出された場合の医療機関への導線構築を目指していくそうです。
心房細動は心房と呼ばれる心臓の上部が収縮しきれず小刻みに痙攣(けいれん)し、血液をうまく全身に送り出せなくなる病気のこと💙
いわゆる不整脈の一種で、めまいや息切れなどの自覚症状が挙げられます。
しかし、全く自覚症状がなく定期検査でたまたま見つかった...というケースもある恐い病気なので注意が必要⚠️
特に60歳以上の方は気をつけたいですね。
心房細動を放置してしまうと血栓が詰まり、脳梗塞や心不全を引き起こす危険性もありますから早期発見が非常に重要となります。
日常生活から気軽に体調管理をできるよう今後の展開にも注目していきましょう😌
医師よりTik Tokが相談窓口に?
アメリカの"Z世代(ITリテラシーの高い世代)"を対象とした処方箋に関するアンケートでは
3人に1人が医師に相談するよりも「Tik Tok(ティックトック」を使って、健康情報の収集を行っているというニュース。
Tik Tokは月間のアクティブユーザー数が10億人を超える中国発の動画共有アプリ📱
現在、SNSの中でも一番勢いのあるアプリといえるかもしれませんね。
なぜ多くの若者はTik Tokで健康情報の収集を行うのでしょうか?
SNSで情報を集める理由として
●何でも相談しやすいこと
●スキマ時間で気軽に利用できること
●コストがあまりかからないこと
などが挙げられます。
アメリカの若者にとっては、医療専門家よりも健康系インフルエンサーの方が信頼できる!ということなのかもしれませんね🤔
確かにソーシャルメディアは非常に便利ですが、誤った情報が拡散されてしまう危険性も秘めています。
SNSで情報を集めるだけでなく、症状によってはしっかりお医者さんに診断してもらうことも重要ですよね👨⚕️
薬の「電子処方箋」全国で運用開始
薬の処方箋を電子化し、医療機関と薬局がオンラインでやり取りを行う「電子処方箋」システムがいよいよ全国で運用開始されるというニュース。
従来は、病院で処方された薬の用紙を薬局まで持参する必要がありましたが
電子処方箋が全国導入されれば、診察から処方までの流れは全てオンライン上で完結できます。
もちろん患者さんの処方歴もリアルタイムで把握できるため、薬の重複や飲み合わせの悪い薬の併用防止に繋がるでしょう💊
ただし、電子処方箋の普及にはオンライン資格確認のスムーズな導入が重要です。
オンライン資格取得は保険資格の確認作業をオンラインで行うもので、手入力による窓口の作業削減に期待ができます。
オンライン資格取得の導入は2023年4月より原則義務化となるため
今後、電子処方箋がどれくらいのスピード感をもって医療機関や薬局で運用されていくかが課題となりそうですね。