こんにちは!やましなおの整骨院です😊
体を病気から守るための最もシンプルな対策といえば、手洗い・うがいですよね。
日本で暮らしている私達は、日常生活の中で手洗い・うがいの習慣が身に付いていますから「そんなの当たり前!」と感じるかもしれません🤔
しかし、世界には衛生環境が整っていない国も数多くあり、肺炎などで亡くなる方は年間150万人にのぼると言われているんです。
手洗い・うがいが簡単にできる綺麗な水やハンドソープの整った環境は、とても幸せなことなのかもしれませんね😓
本日10月15日は『世界手洗いの日』に制定されており、そんな手洗いの大切さを伝えていこう!という日✨
そこで今回は、ハンドソープを購入する時に役立つ成分情報について、わかりやすく解説していきます。
ハンドソープを買う時にどんな成分を選べばいいかお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください🧼
〇肌に優しい成分(アミノ酸系)
乾燥肌・敏感肌の方には、肌に優しい成分の入ったハンドソープがオススメです!
その代表格といえるのが、"アミノ酸系"の洗浄成分が入ったもの🧴
植物由来なので、地球環境にも優しく人気の成分ですね。
アミノ酸は、人間の髪や皮膚を構成する成分ですから保湿力があり、肌への負担も少ないんです。
また、アミノ酸系ハンドソープは肌と同じ"弱酸性"なので、小さいお子さんでも安心してお使い頂けるのではないでしょうか?
その一方、除菌力や洗浄力はそれほど高くないので、キッチン用には向かないかもしれません🍳
植物由来の成分なので、一般的なハンドソープよりは若干高価なものが多いですが、普段使いにはオススメしたい商品です。
特に敏感肌の方は、肌への摩擦が少ない泡タイプのハンドソープを選ぶと良いかもしれません✨
アミノ酸系の成分には、ココイルグルタミン酸やラウロイルメチルアラニンなど
"ココイル~"や"ラウロイル~"と記載されているものが多いので、アミノ酸系ハンドソープご購入の際は参考にしてみて下さい🌿
〇洗浄力の高い成分(ラウレス系)
仕事や部活終わりなど、外出から帰ってきて「しっかり手を洗いたい!」という時にオススメなのがラウレス系の洗浄成分。
ラウレス系は、汚れを落とす洗浄の働きをしてくれる"界面(かいめん)活性剤"という成分の代表格で
比較的リーズナブルなハンドソープやボディーソープ・シャンプーなどには、この界面活性剤が含まれていることが多いです。
ラウレス系には、強い洗浄力が期待できるかわりに肌への刺激も強く、少なからず毒性もあるとされてきました。
もしかしたら、界面活性剤に悪い印象を抱いている方もいらっしゃるかもしれません💦
ただ、現行の商品で良く使われている"ラウレス硫酸Na"は、成分が肌深くまで浸透しにくい構造になっています。
ですから、普段の手洗いで使用するくらいでは、ヒドイ肌トラブルに繋がることは少ないのではないでしょうか😌
それでも肌表面の油分が失われてしまうこともあるので、乾燥肌の方は注意が必要です⚠️
肌荒れが気になる場合は、手洗いの後に保湿剤を塗る習慣を心掛けましょう。
今ではほとんど使われていませんが、"ラウリス硫酸Na"という成分は、刺激が強く肌深くまで浸透しやすい性質になっているので要注意😅
現在ではさらに技術が進んで、洗浄力を維持しつつも低刺激で安全性にも優れた"ノニオン界面活性剤"が入った商品なんかも販売されています。
少し値段は高くはなりますが、安全性を重視する場合は、低刺激の洗浄成分を選んでみると良いかもしれませんね✨
ちなみに、泡立てるのが苦手でなければ、一番洗浄効果があるのは固定石鹸です。
〇殺菌力の高い成分(薬用系)
食事や調理の前などにオススメなのが、殺菌力の高い成分が入った薬用系のハンドソープ。
いわゆる薬用石鹸と言われるものですね🧪
薬用石鹸の中には"殺菌・抗菌剤"が配合されており、手の殺菌・消毒や皮膚の炎症を抑える効果を目的としています。
一般的な化粧石鹸と違い、一定の効能を記載することができる薬用石鹸は「医薬部外品」に分類。
つまり、化粧品と医薬品の中間的な立ち位置といった感じですね🤔
元々は、大腸菌O-157の食中毒が流行した時の殺菌対策として、薬用石鹸が広まったようです。
昔は、強力な殺菌成分が入った薬用石鹸も結構使われていました。
しかし、最近では肌への安全性を重視した"イソプロピルメチルフェノール"という成分を使っていることが多いですね😌
イソプロピルメチルフェノールは、菌の増殖を抑制する抗菌剤で、肌への刺激も比較的少ないです。
ただ、強力な殺菌剤"サリチル酸"が入った薬用石鹸も販売されており、こちらはかなり肌への刺激が強い成分なので要注意😓
小さいお子さんや乾燥肌・敏感肌の方は、サリチル酸が入った薬用石鹸を控えた方が良いかもしれません。
強力な殺菌成分だけでなく、正しい手の洗い方も重要なので、使用目的に合わして薬用石鹸を選択しましょう!
〇まとめ
ということで今回は、ハンドソープを購入する時に役立つ成分情報について、お話していきました。
ハンドソープの成分には
【肌に優しい成分】
- アミノ酸系の洗浄成分
- 保湿力があり、肌への負担が少ない
- 乾燥肌・敏感肌の方にオススメ
- ココイル~、ラウロイル~と記載
【洗浄力の高い成分】
- ラウレス系の界面活性剤
- 強力な洗浄力があり、肌への刺激は強い
- 仕事や部活終わりなどにオススメ
- ラウリス硫酸Naは肌に浸透しやすいので注意
【殺菌力の高い成分】
- 医療部外品の薬用石鹸
- 手の殺菌・消毒、皮膚の炎症を抑える効果
- 食事や調理の前などにオススメ
- サリチル酸は肌刺激の強い成分なので注意
など様々な種類があり、洗浄力や殺菌力が高い商品は、そのぶん肌への刺激も強いようです。
手洗いは毎日定期的に行うわけですから、使用目的によって使いわけると良いかもしれません✨
また、小さいお子さんや乾燥肌・敏感肌でお困りの方は、肌への刺激が弱いハンドソープを購入するのがオススメです。
一般的なハンドソープよりかはちょっと価格は高くなりますけど、肌への投資だと思えば安いものですよね(笑)
商品に記載されている成分表は、上記にある成分ほど多く含まれているということですから、購入時にチェックしてみて下さい。
ちなみに、殺菌成分が配合されている薬用石鹸を使っても、100%除菌できるわけではありません。
つまり、しっかり丁寧な手洗いを心掛ければ、どんなハンドソープを使っていてもある程度の除菌は可能なのです🦠
世界手洗いの日をきっかけに、衛生習慣を見直してみてはいかがでしょうか?