こんにちは!やましなおの整骨院です😊
ここ数年、ウイルス対策として注目を集めた空間除菌。
パッと噴射するだけで、空間のウイルスや菌を除去!という謳い文句が人気の商品ですよね🦠
そんな空間除菌を謳ったとある商品に対して
消費者庁は「根拠がない」とし、表示をやめるように措置命令を出しました。
(というか、昔から揉めていましたww)
そしてつい先日、某企業が広告違反を認めたことで批判の声も高まっています😓
ニュースを見て「えっ?空間除菌は効果がないの?」と不安に駆られた方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はウイルス除去をめぐる問題について、筆者なりの見解を述べたいと思います。
空間除菌は本当に必要なのか?この機会を利用して一緒に考えていきましょう🤔
空間除菌は効果がないのか?
空間除菌は、ウイルスや菌に対して本当に効果がないのでしょうか?
結論からいえば、消費者庁が指摘したように「有効性のエビデンス(根拠)がない」ということになります。
実際に世界保健機関(WHO)や厚生労働省の見解でも、室内空間における消毒剤の噴射は推奨されていません☝️
空気中のウイルス対策として推奨されているのは、こまめな換気です。
結局、微粒子を室外に排出するのが最も有効な手段というわけですね🦠
本来、ウイルスの無効化を謳う場合は医薬品(医薬部外品)としての承認が必要ですが
2022年5月現在で承認が得られた空間除菌の商品は一つもありません。
ですから「99.9%」除菌・除去といった謳い文句になるのでしょう😅
今回、広告違反の対象となったのは"二酸化塩素"を使った商品だけですが...
"次亜塩素酸水"などで空間除菌を謳った商品にも、薬事法で有効性・安全性が確認されたものは一切ないのです。
例えるなら、有機JASマークの付いていないオーガニック野菜のようなものですね(笑)
使う、使わないは別として
空間除菌製品はあくまで雑貨であるということは、頭に入れておくべきかもしれません🤔
空間除菌による人体への影響
ちなみに二酸化塩素や次亜塩素酸水を使った空間除菌は、人体への影響も指摘されているので注意が必要です。
二酸化塩素は殺菌作用があり、経口摂取での安全性は(一様)確認されていますが
ミスト状で散布した際の人体への影響はわかっていません。
次亜塩素酸水も同様、現時点で推奨されているのはモノに対する除菌のみです🚪
プールの消毒や野菜の殺菌剤としても使用されていますから、それなりに安全な消毒剤であるということは間違えないでしょう。
問題なのは、人の粘膜に対する影響ですね👀
特に空間除菌では、微粒子によって目や口の粘膜を刺激する危険性があります。
長期的ないしは大量に吸い込んだ場合、呼吸器系にダメージを与えてしまうかもしれません💦
空間除菌によって息苦しさを感じた際は
すぐに換気を行い、使用を控えるようにしましょう。
基本的な感染症対策が重要
私の空間除菌に対する見解をまとめると、ウイルスや菌に対する効果は不明。
人体への影響もあるかもしれない...です。
結論、(私なら)エビデンスレベルの低いものは使いませんね😅
やはり、手洗い・うがい・換気の基本的な感染症対策を徹底することの方が重要なんじゃないかなぁーと思います。
次亜塩素酸水などは、テーブルやドアノブの除菌・調理器具や遊具の洗浄には有効と言われていますから
用途に応じて使い分けるのがオススメかもしれませんね✨
ちなみに
●次亜塩素酸水(酸性)と
●次亜塩素酸ナトリウム水(アルカリ性)は、名前が似ているだけで全く違う物質です。
同じものだと思って、酸性とアルカリ性を混ぜてしまうと有毒なガスが発生するので要注意⚠️
混ぜるな危険ってやつですね。
除菌や消毒のメリットを上手く利用しながら、日々の感染症対策を行っていきましょう!