YTOな"こころ"のブログ

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毎週17時更新!やましなおの整骨院の雑記ブログです('ω')

【持続可能な社会へ】未来の食材「培養肉」の可能性とは?

培養肉

こんにちは!やましなおの整骨院です😊

 

最近、日清食品さんと東京大学の研究グループが「食べられる培養肉」の作製に日本で初めて成功した!

と話題になっています。

 

そもそも培養(ばいよう)肉とは、動物の細胞を人工的な環境下で育てたもの

いわゆる組織培養と呼ばれる手法ですね🧪

 

培養肉の研究を行う企業は、すでに70社を超えるといわれており

牛・豚・鳥だけでなく、魚や甲殻類でも開発が進んでいます。

 

そこで今回は、未来の食材「培養肉」の可能性について、わかりやすく解説!

 

持続可能な社会(SDGs)へどのような研究が進められているのか?を知りたい方は

ぜひ最後までご覧ください。

 

●肉本来の味を楽しめる

肉本来の味

培養肉は他の代替(だいたい)肉と違い、肉本来の味を楽しめる可能性があります。

 

現在、代替肉として主流となっているのは大豆ミートなど

プラントベース(植物由来)の食品ですよね🌿

 

それに対して、培養肉は動物の肉から採った細胞を培養しています。

 

モノマネ芸人が本物の歌手にはなれないように

大豆ミート"肉らしさ"を演出できても、肉そのものになることはできません。

 

しかし、食肉と同じ細胞から作られた培養肉なら、より本物に近いお肉を楽しめるのです🍖

 

今は、ちょっと抵抗を感じるでしょうが...(笑)

研究がどんどん進めば、日常生活で当たり前のように培養肉が使われる時代が来るかもしれません。

 

●動物を畜殺しなくて良い

家畜

培養肉は、動物を畜殺しなくても良いというメリットがあります。

 

肉や卵など、食用として犠牲になった動物の数は、なんと世界人口の10倍以上

 

今後、世界人口の推移が増加することを考えると

食用として殺されてしまう動物の数も、さらに増える恐れがあります😥

 

しかし、将来的に培養肉の研究が進めば

動物を畜殺しなくても美味しいお肉を食べられるようになるかもしれません。

 

また、広大な土地を必要としない培養肉なら厳密な衛生管理が可能になります。

 

家畜を行う上で問題となる

口蹄疫(こうていえき)

鳥インフルエンザ

●豚熱(CSF)

などの伝染病を防ぐこともできるでしょう。

 

とりわけ人間への感染が確認されている鳥インフルエンザを防げるのは

大きなメリットですね🦠

 

研究当初、実験対象で殺されていた動物も

筋肉から細胞を摂取している現在は、実験の犠牲となっていません。

 

宗教上、殺生を避けている人たちもお肉を食べれるようになるかもしれませんね。

 

●環境問題の解決に繋がる

環境問題

培養肉の可能性として、最も期待されているのが環境問題の解決に繋がるということです。

 

動物の家畜が増えれば、環境に及ぼす影響も当然大きくなるでしょう🤔

 

例えば、牛の飼育には

●大量の穀物と水の必要性

二酸化炭素とメタンの発生

が問題視されています。

 

また、前述で述べたように広大な土地が必要ですから農業拡大による森林伐採も問題となってくるでしょう🌳

 

培養肉を使用したシミュレーションでは

●エネルギーを7〜45%

●土地の使用を67〜95%

水質汚染を70〜94%

温室効果ガスを74〜87%

軽減できると考えられています。

 

実際、培養肉が普及した際に

シミュレーション通りの環境負荷軽減に繋がるかはわかりません。

 

まだまだ、コスト的な問題もあります💸

仮に同じような金額設定なら、やはり本物の牛肉を食べたいと思うでしょうし(笑)

 

ただ、食の選択肢が増えることは大きなメリットだと感じます。

 

近い将来、培養肉が2050年の食糧問題を解決する救世主となってくれるかもしれませんね✨

 

培養肉の研究動向に今後も注目していきましょう!