こんにちは!やましなおの整骨院です😊
勝負運アップのご利益があることで知られる、滋賀県野洲市の「兵主大社(ひょうずたいしゃ)」
奈良時代に創設され、平安時代や鎌倉時代には、多くの武将から厚い信仰を受けていたパワースポットです✨
なぜ、兵主大社は多くの武将に愛されてきたのでしょうか?
今回は、武将たちにスポットを当てながら、兵主大社の魅力をわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください😌
◯勇ましい武力の神様を祀る神社
全国に50社近くある"兵主神(ひょうずのかみ)"を祀る神社の中でも、3社しかない名神大社(みょうじんたいしゃ)の一つとして列している兵主大社⛩
兵主神は、オノや盾・弓矢など、戦で使用する武器を初めて金属から作り上げたスゴイ神様です。
元々は、渡来人から伝わった中国の"蚩尤(しゆう)"という神様が由来ですが、兵主大社では、国創りの神様である"大国主(オオクニヌシ)"と習合(同一化)されていました🤔
ご祭神の"八千矛之神(やちほこのかみ)"は、上記でお伝えしたように、中国の兵主神が習合したオオクニヌシの別名です。
"八"は古くから"多"や"大"を表す数字。矛は槍や薙刀(なぎなた)の前身となった長柄武器(ながえぶき)で、三国志の"張飛(ちょうひ)"が愛用していた武器ですね☝️
つまり「八千矛之神=たくさんの武器を兼ね備えた武神」となるわけです。武力や軍事力の祈願に、多くの武将が訪れていたのも納得です💡
境内には、"源頼朝(みなもとのよりとも)"や"足利尊氏(あしかがたかうじ)"をはじめとする名将の武器・武具類が、社宝として残されているそう。
兵主大社の鳥居や楼門も足利尊氏が寄進したものらしく、非常に厚い信仰を受けたことが窺(うかが)えますね😌
◯なぜ守護獣が包帯姿?
本殿前を守る兵主大社の獅子・狛犬は、少し変わった風貌をしていませんか?なぜか白い布でぐるぐる巻きにされていますね💦
ちなみに、誰かのいたずらでこんな姿にされているわけではありません(笑)
古来より、ケガをした身体の治癒を祈願する際は、獅子や狛犬に名前や住所を書いた白い布を巻きつける風習があったそうです😳
兵主大社では、特に手・足・腰のご利益があるといわれており、現在でもその風習が続いている珍しい神社。
武将たちにとっても、手足はケガしやすかった箇所。包帯姿の獅子・狛犬は、兵主大社が愛されていた理由の一つなんでしょうね✨
ちなみに、ご祭神の八千矛之神にも面白い伝承が残されています。
八千矛之神は、大津市の『日吉大社(ひよしたいしゃ)』から亀に乗ってびわ湖を渡り、鹿に乗り換えて当社に鎮座したそう🐢
確かに、日吉大社西本宮のご祭神はオオクニヌシ(オオナムチ)ですから、元々祀られていた「中国の兵主神」と「日吉大社の分霊」が習合したということでしょうか。
オオクニヌシは国を結びつける縁結びの神様としても有名ですから、武将のより厚い信仰心へ繋がったのかもしれません🤔
◯平安時代の国指定庭園
34,000㎡の広大な境内には、 約22,000㎡の広さを誇る国指定の貴重な庭園があります。
平安時代後期に作庭(さくてい)されたという庭園は、水の流れを利用した造りになっているんですよ☝️
貴族文化が栄えた平安時代の庭園としては、かなり珍しい造りだそうです。
勇猛果敢な名武将も、たまには戦を忘れて自然に癒しを求めていたのかもしれませんね🍀
兵主大社の貴重な庭園は、大人200円・高大生100円・中学生以下無料と、なんともリーズナブルな料金で拝観できます。
兵主大社を参拝に訪れた際は、ぜひ庭園もご覧になってみて下さいね⛲️
ちなみに「兵主=つわものぬし」とも呼ぶそうです。源氏や足利氏が繁栄を築いた地であるとすれば『"つわものぬし"が夢の跡』といったところでしょうか😌
住所:〒520-2424
拝観料:庭園200円(大人)・100円(高大生)
拝観時間:9:00〜17:00
駐車場:有(無料)