YTOな"こころ"のブログ

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毎週17時更新!やましなおの整骨院の雑記ブログです('ω')

【ロマンの塊】ジブリ映画『紅の豚』の面白さをひたすらに語る

紅の豚アイキャッチ

こんにちは!やましなおの整骨院です😊

 

つい先日、ジブリ映画『紅の豚』の"ポルコ・ロッソ"役で知られる俳優、森山周一郎氏がご逝去されました。

なんだか寂しくなって、映画を見返していたのですが、歳を追うごとに好き度が増しているような気がします😭

 

そもそも紅の豚は、中年男性に向けて制作された作品らしいので...つまりは、おっさんになった!ということですかね(笑)

正直、子供の頃は退屈で最後まで見れなかった記憶がありますし😅

 

今回は、そんなロマンがたくさん詰まった『紅の豚』の面白さをひたすらに語ってみたいと思います。

 

あ。ちなみに、あらすじとか考察とかは一切ありません(笑)

ひたすら紅の豚のココが最高!」という記述が続きますので、色んな視点から楽しんで頂けると嬉しいです✨

 

◯厳しい時代に夢を描いて生きる人々

世界恐慌

紅の豚第一次世界大戦が終わった後、1930年頃のイタリアが舞台になっていると思われます。

当時のイタリアは連合国側の勝利国ですが、敵の領土をうまく獲得できませんでした😢

「栄光亡き勝利」とまでいわれたように、第一次世界大戦での負担は、逆に経済を圧迫していきます。

つまり、紅の豚の時代背景は、お金の価値がなくなった大不況のイタリアだったわけですね🤔

 

そんな、明日の生活さえどうなるかわからない時代でも、登場人物たちは夢を描いて生きるのです

主人公のポルコは、元イタリア空軍のエースパイロットですが、イタリア軍を抜けた後も飛行艇を手放しませんでした🚁

どれだけお金がない状況でも、飛行艇と共に生きることを選択しています。

フィオとポルコ

ポルコのライバルとして登場する"カーチス"も、ポルコの飛行艇を修理した17歳の少女"フィオ"も、みんな大きな目標を抱いて生きていました✨

  • 一寸先が闇でも、光を目指して歩む勇気
  • お金がなくても、夢や目標・好きなことへ投資できる勇気

こういう所がホントに格好良い!

...というか、"絶対譲れないものがある"登場人物が、少し羨ましいのかもしれません😌

 

◯マルコとジーナの関係性 

ポルコ・ロッソ

皆さんご存知のとおり、主人公のポルコ・ロッソは豚の姿をしていますね。

これは、勝利を誓った友人たちと共に戦死できず、一人だけ生き残ってしまった自分を卑下(ひげ)する気持ちの表れでした😓

つまり、ポルコは元々人間の姿をしていたわけです。

※ポルコはイタリア語で醜い豚、自らを軽蔑している

ジーナ

そんな人間時代のポルコを知っている昔馴染みが、実業家のシャンソン歌手"ジーナ"です。

ジーナは、ポルコを人間時代『マルコ・パゴット』の本名で呼ぶ、数少ない登場人物。

「地元の飛行艇乗りは、みんなジーナに恋をする」といわれるくらい絶世の美女ですが、恋人は全員戦死したという悲しい過去をもっています😥

 

ポルコ(マルコ)とジーナは、お互いに惹かれ合っていて、恐らくお互いの感情にも気が付いていたでしょう🤔

しかし、最後の最後まで二人が結ばれたかどうか、はっきり描かれないままエンドロールが流れるのです。

  • マルコが亡くなると、ジーナはまた悲しい思いをする
  • ジーナと付き合うと、マルコは死んでしまうかもしれない

上記のように「お互いが大切な存在だからこそ、なかなかあと一歩が踏み出せなかった」と私は考えています😌

ポルコとの距離

この大人の恋、絶妙な距離感。ちょっと憧れますね(笑)

ちなみに、二人が実は結ばれていた!という考察もあります。

鑑賞者の想像に、"二人の最後をゆだねている"というのも「素敵だなぁー」と感じました🎵

 

◯カーチスとの男の戦い

ドッグファイト

飛行艇の凄腕パイロットであるライバル"カーチス"とポルコは、"ドッグファイト(飛行艇での空中戦闘)"で決着をつけることになります。

しかし、飛行艇での勝負は引き分けに終わり、ポルコとカーチスの死闘は殴り合いへと発展👊

殴り合い

どちらかが倒れるまで殴り合う。これぞ男の戦いですよね!

紅の豚の中でもこのシーンは、特に好きだなぁー

ホントめちゃくちゃ格好良い!と思います✨

サボイア

ちなみに、ポルコの飛行艇"サボイアS.21""マッキM.33"

カーチスの飛行艇"R3C-0""R3C-2"という、実在した競技用の航空機がモデルとなっています。

この実在していた!って部分が、男心をくすぐるわけですね(笑)

ポルコの愛艇サボイアS.21は"性能はとても良いけど暴れ馬で、1機のみが試作された戦闘飛行艇である"という設定とかも、たまりません🤩

ポルコ勝利

ということで、ジブリ映画『紅の豚』の面白さをひたすらに語ってみました。

鑑賞者の想像によって結末が異なりそうなラストシーンは、賛否両論あるでしょうし、制作者の中にも続編を望む声があったそうですね🤔

しかし、この絶妙に完結しない感じが、紅の豚の面白さだと筆者は考えています。

 

1992年の作品ですが、テレビで再放送された時は15%近くの視聴率を叩き出す人気映画ですよね😳

恐らく男性は、紅の豚を好きな方が多いと思うのですが、女性の方ってどーなんでしょうか?(笑)

紅の豚を見た女性の感想も聞いてみたい。と思う今日この頃です😌

 

スタジオジブリ様の素晴らしい作品・画像提供に心からの感謝を。

森山周一郎氏のご冥福をお祈り申し上げます。