YTOな"こころ"のブログ

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毎週17時更新!やましなおの整骨院の雑記ブログです('ω')

【尿一滴でわかる!】線虫がん検査のメリットとデメリット

線虫がん検査

こんにちは!やましなおの整骨院です😊

 

最近、尿一滴を提出するだけでがんのリスクを検知できるとして

「線虫がん検査」がネットやCMで話題となっていますよね?

 

線虫がん検査は、線虫ががん患者の尿に集まるという性質を利用したもの。

 

そもそも線虫(せんちゅう)とは、線形動物の総称のことで

実は、土の中にも生息している身近な生物!

 

その種類は1億を超えるとも言われていますが

体長は0.3〜1mmと非常に小さく、私達の肉眼では確認できません👀

 

今までは、農業に影響を与える害虫のイメージが強かったわけですが

線虫の嗅覚は犬より優れており、その性質ががん検査として注目されたのでしょう。

 

そこで今回は、尿一滴でわかる!線虫がん検査のメリットとデメリットについて、わかりやすく解説いたします。

 

線虫がん検査をお考えの方は、ぜひ参考にしてみて下さいね😌

 

 

線虫がん検査のメリット

メリット

線虫がん検査のメリットは

●手軽に検査ができる

●リーズナブルな価格

●検診受診の動機になる

以上の三点。

 

線虫の嗅覚は、がん患者の尿には近づき

健常者の尿からは離れる性質を持っているようです😳

 

よって一滴の尿を提出するだけで、がんのリスクを判定できるというわけですね。

 

また、線虫は管理コストがほとんど掛かりませんから12,000円前後で検査を受けることができます✨

 

がんの総合検診(PET/CT) を受けようと思えば、25万程度は費用が掛かりますから

かなりリーズナブルな価格設定なのではないでしょうか?

 

ちなみに線虫がん検査は、15種類のがん検出に有効だそうです。

 

ただし「どの部位にどの程度がんの危険性があるのか?」は判断できませんから

最終的には、病院でがん検診を受ける必要がありますね🏥

 

線虫がん検査のデメリット

デメリット

では、線虫がん検査のデメリットにはどのようなことが考えられるのでしょうか?

 

結論からお伝えすると

●がんの部位を特定できない

●精度86%

●不安症のリスク

が、デメリットとして挙げられます。

 

前述でもお伝えしましたが、線虫がん検査ではがんに対する危険性は判断できても

がんの部位を特定することはできません❎

 

さらに線虫がん検査の精度86%という数字も、実はデメリットです。

 

・精度ー病気がある場合の陽性率

・特異度ー病気がない場合の陰性率

ですから、精度86%という数字はかなり高いように感じますよね?

 

しかし、10,000人が検査を受けたとして、有病率が1%(100人)だと過程すると

精度86%で陽性となる確率は

・がん患者 86人(100人中)

・健常者 1,386人(9,900人中)

ということになります。

 

つまり、10,000人が検査を受ければ

1,400人近くの方は、偽陽性の結果となる計算ですね。

 

病気でもないのにがんの恐怖へ脅かされることを鑑みれば、まだまだ高い精度とは言えないかもしれません💦

 

また、特異度90%を誇っていても

100人に10人は、がん患者であるにも関わらず陰性結果が出るという計算になるので注意が必要です。

 

まとめ

まとめ

ということで、最後に線虫がん検査に対する考え方をまとめてみました!

 

線虫の性質を使ったがん検査というのは、非常に画期的だと思います✨

その一方で、精度86%は検査として「まだまだ低い数字かなぁー」とも感じました。

 

実際、陽性結果が送られてくれば

多くの方は、精密検査を受診すると思います。

 

しかし、がんの部位はわかりませんから

徹底的に調べようと考えれば、検査費用も高額になってしまいますよね?

 

そして、もしかしたら偽陽性の可能性もあるわけです。

 

12,000円前後という金額は魅力的ですが

偽陽性となったなら、最初から人間ドックを受けた方が安く済むかもしれません🤔

 

もちろん、人間ドックでもがんが全て見つかるわけではないですし

検査を受ける手間や苦痛もありますけどね(笑)

 

少なからず、健康状態が特に問題なく

不安症や心配性の方は(今のところ)線虫がん検査を受けなくても良いのかなぁーと思いました。

 

逆に健康状態に不安があるけど、人間ドックなどの精密検査を受けるのが面倒!

という方は、線虫がん検査を試してみるのも良いのかもしれません😌

 

今後の実験によって、精度がどんどん上がることに期待したいですね。