こんにちは!やましなおの整骨院です😊
今回は、湖岸から約6kmの沖合。滋賀県長浜市の早崎町にある"びわ湖北部に浮かぶ島"をご紹介。
神が住むパワースポットとして人気の「竹生島(ちくぶしま)」について、わかりやすく解説していきます✨
滋賀観光の参考になると思うので、ぜひ最後までご覧ください😌
【目次】
神が住む島と呼ばれる由縁
竹生島は、花崗岩(かこうがん)というマグマが冷え固まった一枚岩からなる小さな島。つまり、一つの岩から島ができているわけですね😳
日中は、観光地として多くの人でにぎわうこの場所ですが、夜には無人島となり、神の住む島として有名なんです⛩
「では、なぜ竹生島が神の住む島として有名になったのか?」
その由縁は、竹生島に関するちょっと怖い伝承に隠されています。
むかしむかし、"多多美比古命(タタミヒコ)"と呼ばれる山の神と、その姪(めい)にあたる"浅井姫命(アサイヒメ)"という山の神がいました。
タタミヒコとアサイヒメは、どちらも非常に大きな山で「一番高い山をハッキリ決めよう」ということになり、高さ比べの勝負をします。
勝利したのはアサイヒメ。
勝負の結果に納得がいかなかったタタミヒコは、アサイヒメの首を刀で切り落としてしまいます。
切り落とされた頭は、びわ湖に落下して島となり、タタミヒコは滋賀県で一番大きな山になりました、、、
という、なんとも理不尽なお話なのですが(笑)
という滋賀県にある2つの山が、伝承の題材のようです🏔
つまり、首を切り落とされるまで、金糞岳は滋賀県で一番大きい山だった!という面白い逸話に繋がるのです🤔
そして、切り落とされた頭というのが「竹生島」、、、。
だから神の住む島、というよりも正確には"島全体が神様"のパワースポットというわけですが、ちょっと不気味な感じもしますよね😓
日本三大弁財天を祀る寺院
神奈川県の江ノ島・広島県の厳島と共に、日本三大弁財天に数えられる"大弁才天像"を祀った「宝厳寺(ほうごんじ)本堂」
奈良公園の"東大寺"を建てたことで知られる"聖武天皇"が、太陽神アマテラスの神託(しんたく)を受け、建立されたもの✨
つまり、アマテラスは「竹生島は、弁財天の聖地だから、そこに寺院を建てたらみんな幸せになれるよ」と聖武天皇に告げたわけです。
弁天さんといえば、楽器の琵琶(びわ)を持った美しい女神で、七福神の紅一点。福徳・芸事上達の神様として有名ですよね🎵
しかし、元々はインドのインダス川を神格化した水の神様。本堂にいる弁天さん像を拝むと、女性はもっと美しくなれるかも😌
ちなみに、"琵琶湖"という名称は、弁財天の"琵琶"に形が似ていることが由来だそうですよ。
宝厳寺本堂からまっすぐ階段を登ったところにある「宝厳寺三重塔」
三重塔は、お釈迦様の遺灰を納める仏舎利塔(ぶつしゃりとう)を形どったものといわれています。
現在の建物は、江戸時代に落雷で焼失したものを修復しているため、比較的新しい建物のようですね🤔
三重塔のすぐ横には、樹齢400年を越える"もちの木"があり、自然のエネルギーを感じることができますよ🍀
もちの木は、豊臣秀吉のもとで功名をあげた"賤ケ岳(しずがたけ)の七本槍"の一人、"片桐且元(かたぎりかつもと)"により植えられたもの。
他にも、秀吉に関する多くの建物を、竹生島へ移築した人物だそうです✨
現存唯一の大阪城遺構
豊臣秀吉を祀っている"豊国神社(とよくにじんじゃ)"から移築されたという「宝厳寺唐門(からもん)」
元々は、大阪城の極楽橋にあった門を移築しているようで、これが本当なら現存、唯一残る大阪城構築物だそうですよ😳
まさしく、豪華絢爛(ごうかけんらん)って感じですよね(笑)
中の撮影は禁止ですが、観音堂に立派な千手観音像が安置されています👏
文字通り、豊臣秀吉が朝鮮出兵する際に乗っていた日本丸の船櫓(ふねやぐら)を利用して造られた廊下だそう。
たしかに天井を見上げると、船の下の部分を利用して造られていることが、よくわかりますよね🤓
といった感じで、竹生島には、豊臣秀吉に関連する建物がたくさんあります。
宝厳寺が、秀吉の強い信仰を受けていた寺院であることがわかりますよね。時代背景を知ると、拝観もより楽しくなります☺️
唐門・観音堂・舟廊下は、2020年春に修復されたばかり。とてもキレイなので、ぜひ拝観してみて下さい✨
竹生島の全てを祀るパワースポット
宝厳寺の舟廊下を渡った先にある「都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)」⛩現在の本殿は、豊臣秀吉が寄進した伏見桃山城の一部を移転したもの。
「神を斎(いつ)く島⇒都久夫須麻⇒竹生島」が島の名前の由来ということで、竹生島始まりの場所といわれています😌
"斎(いつ)く"には"大切に祀る"という意味があり、まさしく竹生島のすべての神様を祀るパワースポットなんですね🍀
都久夫須麻神社のご祭神は
- 市杵島比売命(イチキシマヒメ):弁財天と同じ水の神様
- 浅井姫命(アサイヒメ):竹生島そのもので山の神
- 宇賀福神(ウガフクジン):蛇と弁財天が合体した神様
- 龍神:仏法を守護する八大竜王の一尊(いっそん)
以上、竹生島と水を司る4柱の神様が祀られています。ご覧のように、仏教の影響も大きく受けていた神社なんですね🤔
ちなみにイチキシマヒメは、荒神スサノオとアマテラスの誓約の間に生まれた宗像三女神(むなかたさんじょしん)の次女。
弁財天と同じく美しい水の神様であったことから、神仏習合では弁財天と同一の神様として信仰されていました👏
なるほど💡だから、アマテラスは聖武天皇に「弁財天(イチキシマヒメ)を祀れ」と神託したわけですね。
願いが叶う?かわらけ投げに挑戦してみた!
都久夫須麻神社の本殿を参拝した先にあるのが「八大竜王拝所」
この場所では鳥居の間を"かわらけ(中世土器)"が通れば、龍神が願いを叶えてくれる!という"かわらけ投げ"に挑戦できます。
ということで、私もチャレンジしてみました(笑)
ぜひ、龍神さんのお力を借りて、かわらけ投げに挑戦してみて下さいね🐉
ちなみに、八大龍神拝所から細い通路を抜けて、竹生島港に戻る途中にある「黒龍堂」も隠れたパワースポットです。
八大竜王の一尊"黒龍"が降り立ったご神木がある"黒龍伝説"の聖地なので、ぜひ参拝してみてはいかがでしょうか🐲
竹生島唯一の喫茶店&お土産屋さん
竹生島の入口には、2つだけ喫茶店とお土産屋さんがあります。ランチを食べるようなお店はありませんが、軽食やドリンクを購入することができますよ🥤
びわ湖の特産品やヨシからできた文具など、滋賀県の面白いお土産がたくさんあるので、ぜひ参拝後に立ち寄ってみて下さい😌
私も帰りのクルーズ船を待っている間に、少し小腹が空いたので、近江牛まんを購入しました。
近江牛を使用しているため、価格は500円の高級肉まんですが、中身はしっかり詰まっていてボリューム満点✨
びわ湖を眺めながら食べると、余計に美味しく感じますね😋
そして、お土産にはミルクまんじゅう「ねがいだるま」を購入。
甘さは控えめ、しっとりとした口当たりの良いミルクまんじゅうなので、甘い食べ物が苦手な人にもオススメ☝️
パッケージのねがいだるまは、宝厳寺本堂に願いを込めて奉納する、弁財天をかたどった"幸せ願いダルマ"から。
パッケージの包装紙も、宝厳寺でしっかりご祈祷(きとう)されているそうです✨かわらけ投げは全然ダメでしたが、これで願いは叶ったかな(笑)
注意点&交通アクセスについて
神が住むパワースポット「竹生島」を解説していきましたが、いかがだったでしょうか?
"神道だけでなく、仏教の神様も一緒に祀られた珍しい島"という印象を抱かれた方も多いかと思います🤔
平安時代に流行した神仏習合の文化ですが、明治元年に定められた"神仏分離令"により、神社境内にあった寺院は、次々と廃寺(はいじ)。
竹生島の宝厳寺も例外ではなく、大津県庁から廃寺の命令がくだりました。しかし、多くの人達の反対意見により、残されたという珍しい寺院なのです😳
当時から、多くの人に信仰されていた島というわけですね。
ちなみに、入口の鳥居から宝厳寺の参道までは、結構ハードな階段が続きます(笑)
165段と数はそんなに多くありませんが、できるだけ動きやすい服装で拝観するのが理想だと思いました。
撮影禁止のスポットも結構あるので、拝殿所の中は撮らないように心がけて、楽しく参拝しましょう😌
竹生島までは、今津・長浜・彦根港からクルーズ船に乗って上陸しますが、あらかじめ滞在時間が決められているので注意が必要です。
基本的には、到着してから60分~85分間で、彦根港から乗る場合は一番滞在時間が短いみたいですね😅
竹生島をゆっくり観光したい場合は、長く滞在できる船への乗船をオススメします。85分でも結構ギリギリだったので💦
下記にクルーズ船の料金と時刻表のリンクを貼っているので、観光時の参考にして下さい」😁
※乗員数が埋まると、次の船まで待たされるそうなので、予約しておくのがベターかと思います。
・竹生島
住所:〒526-0124
拝観料:400円
【交通アクセス】
◯今津港から25分
◯長浜港から30分
◯彦根港から40分
※上陸時間の制限あり 60〜85分
訪れるだけでご利益があるというパワースポット🍀 ぜひ、神の島「竹生島」を参拝してみて下さいね🌈✨
【タタミヒコの山】