こんにちは!やましなおの整骨院です😊
体温を調整する機能の異常や
体内の水分や塩分バランスの崩れで起こる熱中症。
2022年も記録的な猛暑が続いており、注意が必要な症状ですが...
そんな熱中症には、実は種類がある!ということをご存知でしょうか?
熱中症には大きく分けて
以上の4種類があります。
そこで今回は、熱中症の種類によって起こる症状と対処法について、わかりやすく解説✨
熱中症の種類を知れば、適切な対処法を心掛けることができますから
ぜひ最後まで読んでみて下さいね。
熱失神の対処法
炎天下で長時間活動をした際に、脳への血流が瞬間的に減少して起こるのが熱失神です。
主に運動後に起こることが多いとされ
●めまいや立ちくらみ
●数秒間の失神
●脈の乱れ
などの症状があれば、熱失神が疑われます。
熱中症の中でも、比較的軽度な症状ではありますから
1.衣類を緩めて風通しを良くする
2.クーラーの効いた部屋で休む
3.適切に水分補給を行う
※スポーツドリンクがオススメ!
によって、ほとんどの場合は改善が見込めるでしょう。
ただし、めまいや立ちくらみが数時間経っても改善しない時は
迷わず医療機関を受診して下さいね🏥
熱けいれんの対処法
熱けいれんは、水分を大量に摂取した際に体内の塩分が薄まることで起こるけいれん発作です。
主に暑い日の運動が原因となり
腕やふくらはぎ、ふとももなどの筋肉に強い収縮が生じます。
ほとんどの場合は軽度の痛みですが
まれに強い痛みを伴うこともあるので注意しましょう。
熱けいれんの対処法として最も有効なのが、塩分を補える飲み物や食べ物の摂取です🧂
水分の大量摂取で、けいれんが起こった際は
お茶やミネラルウォーターではなく、食塩水やナトリウムを含むスポーツドリンクを飲むようにしましょう。
大体、1リットルのスポーツドリンクを飲むだけで軽度の症状なら改善が見込めます😌
ただし、塩分を補給してもけいれんがなかなか治まらない時は
専門機関に相談して下さいね。
熱疲労の対処法
熱疲労は、長期間暑さへ曝(さら)されることにより起こる熱中症です。
症状としては
●倦怠(けんたい)感
●めまいや頭痛
●嘔吐(おうと)
などが挙げられます。
対処法としては、熱失神と同様の処置を行えば
ほとんどの場合、症状は改善されるでしょう✨
しかし、熱疲労の最も厄介なところは暑さが原因だと気が付きにくいということ。
なぜなら、初期の熱疲労は体温が正常の場合も多く
単なる体の疲労と区別が付かないこともあるからです🤔
熱疲労の対処を怠(おこた)ると
体内の水分や塩分量を調整ができなくなり、最悪の場合には「急性腎障害」を引き起こす恐れも...。
熱疲労は、湿気や熱気のこもりやすい室内でも起こる危険性があるため
倦怠感がなかなか改善しない際は、無理せず熱中症対策を心掛けるようにしましょう。
熱射病の対処法
熱中症の中でも、特に命の危険性があるのが熱射病です。
熱射病になってしまうと、体温は40℃を超え
脳をはじめとする様々な器官にも損傷を与える恐れも考えられるでしょう😰
とりわけ41℃を超えてくると、体への負担は急速に高まるため
早急な対応が求められます。
症状としては、熱疲労と同様ですが
+αで心拍数や脈拍の上昇。
皮膚が赤くなったり、熱くなるなどの症状が認められる場合は熱射病の疑いがあります。
とりわけ発汗がなれけば、かなり危険な状態なので要注意⚠️
対処法としては、とにかく早急に体を冷やすこと
そして、直ちに救急車を呼ぶことが大切です。
体の移動が可能である場合は、水風呂や冷水シャワー🚿
移動が難しい時は、霧吹きなどで冷水を吹きかけて体を冷やしてあげましょう。
ちなみに日本の年平均気温は、100年あたり1.24℃も上昇していると言われており
熱中症のリスクも確実に高まっています。
前述でもお伝えしましたが、熱中症は炎天下だけで起こるわけではありません。
室内にいても起こる恐れがあるのです💦
ですから、夏場は我慢せずに冷房を付けたり
喉が乾いていなくても定期的に水分補給を行い、熱中症対策を心掛けて下さい。