【感想】『花束みたいな恋をした』を観てきた【ほぼネタバレなし】
こんにちは!やましなおの整骨院です😊
興行収入が初登場一位をマークしたことで話題となっている恋愛映画『花束みたいな恋をした(花恋)』を観に行ってきました。
そんなに話題になっているともつゆ知らず、鑑賞してみたわけですが、とても面白かったです(笑)
ここ数年で観た邦画の中では、一番好きだったかもしれません✨
「とりあえず映画館に行きたい!」と欲望のおもむくままに足を運んだわけですが、思わぬ収穫でした。
「いや、そんなタイミングで人来る?(笑)」ってカットも、当然あるんですけど(映画ですからねwww)
エンドロール後に「あー良い映画やったなぁ、、、」って余韻に浸ったの、とても久しぶりでした🍀
本作の良かった点を挙げると
- 出演者の演技力
- 脚本家、坂元裕二の書き下ろし
- 監督、土井裕泰の演出
- Awesome City Clubの楽曲
が素晴らしかったですね。
・出演者の演技力
先ず、主演の菅田将暉、有村架純を含む出演者の演技が、ただただ最高でした。
内容としては、男女二人のいたって"普通"の恋愛模様。なのですが、この"普通"を演じるのって、すごく難しいと思うんですよね🤔
実際、役者さんの演技が大げさだと、見せ場が乏しく退屈な作品と評されてしまうわけです。
その点、主演のお二人を含む出演者の方々は「微妙な変化を魅せる演技」が素晴らしかったなぁと✨
・脚本家、坂元裕二の書き下ろし
本作の魅力の一つが『東京ラブストーリー』『それでも、生きていく』など数多くの名作ドラマを手掛けてきた"坂元裕二"氏の最新作であるということ。
しかも、映画オリジナルのラブストーリーを手掛けるのは、本作が初めてだそうです😳
坂元裕二氏の脚本は、派手な展開こそ少ないですが、人間味あふれる写実表現が多く、いやが上にも期待が高まりますよね。
その期待にしっかり応えているから、素晴らしい✨
そーいえば、東京ラブストーリー放送当時も「月曜日の夜9時は街からOLが消える!」とか言われてましたね(笑)
・監督、土井裕泰の演出
本作の監督を務める"土井裕泰"氏は『GOOD LUCK!!』『逃げるは恥だが役に立つ』などの大ヒットドラマ。
そして『いま、会いにゆきます』『涙そうそう』など、多くの名作映画でも演出を手掛けています🎬
土井裕泰氏の演出で、いつも印象に残っているのは、季節の移り変わりを人々の日常生活から描いているということ。
土井作品は大雪が降るシーンとか、桜が咲き乱れるシーンなど、風景で四季を伝えるような演出が少ないんですよね🤔
「人間の生き方から四季を伝える演出+人間味あふれる写実表現」が見事にマッチした(お互いを尊重した)作品ですから、今回の大ヒットも頷けます。
架空の街をイメージした懐かしくも新しいサウンドメイクが特徴的な"Awesome City Club(オーサムシティークラブ)"
"シティーポップ・シンセポップ"シーンを引っ張ってきたともいえる彼らは、本作のインスパイアソングを担当🎶
劇中でも代表曲が流れています。
架空の街という非日常を意識した音楽だからこそ、どんな日常にも寄り添ってくれる。
まさに、花恋にピッタリのアーティストだと思いました😌
ちなみにインスパイアソング「勿忘」は、恐らく勿忘草(わすれなぐさ)の花言葉を表しているのでしょう。
『花束みたいな恋』というタイトルも実は...とか鑑賞後に色々考察すると面白いですね🍀
ということで、以上が『花束みたいな恋をした』を観てきた感想です。
「男女の価値観の違いや死生観の描き方がリアルで、すごく面白かった!」っていうのが私の総評✨
正直、人によっては退屈な作品に映るかもしれません。
あとカップルで観る場合も注意💦その日の雰囲気によっては、ちょっと気まずいかも、、、(笑)
観る方の視点によって意見が分かれそうで、その点も含めて面白い作品だと思いました。
ご覧になられた方がいらっしゃれば、色々感想をお聞かせ下さいね 🌈